i文庫HD / i文庫S 3.0.0 for iOS7

iOS7に対応したi文庫HD / i文庫S 3.0.0 をリリースしました。
今回の更新内容は以下の通りです。

iOS7用にデザインをリニューアルしました

i文庫HD/i文庫S共にiOS7対応となりました。
i文庫SはiOS7以降の対応、i文庫HDはiOS5,6,7対応となります。

デザイン的にはクラシックなものを扱うので重いイメージのあったi文庫HD/i文庫Sですが、
今回バッサリとiOS7風にしてみました。

iOS7対応の上でのiOS5,6の対応ですが、
3バージョンのOS対応はあまりに作業量が多く見合わせる予定でした。
iPhoneはiOS7にバージョンできるものが過去3年の機種で可能なのでよいだろうと判断しましたが、
iPadの方が、特にiPad1が問題でした。
Apple的にはiPad1はiOS5までと1年前に対応ラインナップから外されているのですが、
ご利用頂いているユーザーもかなり多いので、i文庫HDは両対応にしました。

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おすすめ書籍のセットを変更しました

バージョンアップの場合、詳細設定->本棚の初期化->おすすめ書籍のみ
にて更新できます。ただし内蔵書籍1〜3の本棚はクリアされます。

i文庫HDリリース以来、初めての初期セット入れ替えです。
今年から加わった宮本武蔵、遠野物語など、大幅にリニューアルしました。
また今回、スタック機能を活用し、
特に入れたかった源氏物語、半七捕物帳などシリーズ物をいくつか入れました。
入れ替えるとなると、どうしてもあれもこれもと欲が出てしまい、
作品数で約400、シリーズ物を含む書籍数で約650、と
結構な数になってしまいました。
ですが、これだけ読めばお腹いっぱいで
日本文学のなんたるやを語れそうな凄いラインナップになりました。



読み上げ機能の追加(iOS7)
読書画面で、設定->読み上げ
にて文章の読み上げを行います。
iOS7の機能を用いて再現しておりますが、日本語は難しいのでしょうか、
読み間違えが結構多いので、学習用途には使用しないでください。
あまりにも阿呆でしたらAppleへ報告してあげてください。

読み上げと言えば調教なのです。
まず、青空文庫データ固有の踊り字くの字点はそのままでは読めないので
読み上げ用に文章から自動再構成します。
また1文字の一の字点も濁点含め自動処理します。
読み仮名もそれがついていればそちらを優先して読み上げに渡しています。

読みの調子なのですが、多少イントネーションなどがおかしくとも
句読点で一旦止まれば結構聞き取ることが出来ます。
多分、頭の中でその文章単位で処理されているんでしょうか。
逆にここで止めが入らないと脳内処理中に次のデータが来てオーバーフローする感じで
何を言っているのかわからなくなってきます。
よって、句読点のところでわざとほんの少し間を入れています。

声の高さ・速度も変更可能にしました。
一番遅く&高くにすると、あまり聞こえはよくないのですが、
まんが日本昔ばなし的な雰囲気になります。

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AirDropによる機種間ファイル受け渡し(iOS7)
ファイル詳細->右上アイコン->送る
でAirDropにて機種間のファイル受け渡しが出来るようになりました。
PDF,ZIPに対応しています。

これにより他のiPhone/iPadにネットワークを使うこと無くPDF等を送ることができます。

今回iOS7に付いた機能なのですが、実際にやってみると、送れる状況があったりなかったりします。
また機種により機能が無かったり、あるのに動かなかったりという状況もあります。
まだ付いたばかりで色々問題があるようなのですが、OSが処理するものなので
あまりこちらにお問い合わせ頂いてもお答えすることができませんので、
as-isで使用してください。

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P.S.
先ほどの通り、今回iOS7用に一新しました。
iOS7になって、バッサリ7風にしたり、6で出来上がっているからそのまま7にもってきたり、
アイコンの変更だけだったり、あちらの方向に飛んでいったりと色々なアプリがありますね。
いずれにせよデザイン変更のみが多い中、
i文庫HD/i文庫Sは勢い余って音声読み上げなどiOS7の新機能までいっていましました。

デザイン的には最初はバーのデザインを弄ったり色々していたのですが、どうにもこうにもしっくり来ず、
ここはiOS7標準の雰囲気を踏襲しつつ今までの機能を入れていくことにしました。
iOS7はフラットデザインだとか云々とか言われたりもしていますが、
別にそんな方向のデザインに固執しているわけでもなく、
要は本質でない余計な過剰デザインをやめコンテンツを見せることに集中すればよいのではと判断しました。
よって、i文庫HD/Sではあまり極端にいってしまわない程度で
クラッシックな重厚さからiOS7で感じたフレッシュでキュートなイメージへ行こうと。
デザイナさんには「フレシュな感じでー」と。
上がってきたもののなんか感じが足りなかったので
「もぎたてフレッシュ、キュアピーチ!」な感じでお願いしますと。
ビデオで確認しますということでしたので、
ついでにせっちゃんがパッションになることまでは見てねと。
上がってきたのが今回のアプリ及びアイコンなデザインです。
フレッシュでキュートなイメージ出ましたでしょうか?
心労かけまして申し訳ございません。
そんな話をしていたらスタッフさんから
「iOS7はフレッシュよりハートキャッチだろう」と。
、、そうですね確かに。