i文庫HD 2.4.0 / i文庫S 2.4.0


先日、カナダにお住まいの方からエアメールにて
i文庫HDへのお手紙を頂きました。
ネットで済む世の中になった今、物理媒体でメールを頂くというのは
逆に新鮮な感じでちょっと嬉しいですね。
海外にいると日本の書籍の入手がとても難しいらしく、
往年の作品達とはいえこのような形で読めるのはとても便利なようです。



i文庫HD 2.4.0 / i文庫S 2.4.0 がリリースされました。
今回は主に操作系の改善です。




読書画面からピンチインで戻る
読書画面からピンチインで本棚に戻れるようにしました。
リクエストの多い機能だったので取り入れました。
拡大縮小のピンチイン・アウトの操作が被る部分があるので
出来るだけ誤操作が起きないよう、
動的なリアクションの表示や、少し多めの判定等をしています。




しおりの関連の改善
しおりがメニューからワンタッチで
追加・削除できるようになりました。
またサムネイルでのしおり表示も少しリッチにして
しおりのあるページだけ表示するフィルタボタンも
追加しました。



右上の見開きページ位置修正ボタン
横画面にて見開きなどでページがズレている場合の修正ボタンのデザインを変更しました。
当初からついていたボタンではあるのですが、ただの三角形だったため
ボタンの意図が伝わりにくかったのではないかと判断しデザインを変更しました。
またボタン押下時には少しアニメーションを施し、
どのような動作が起きているか理解しやすいようにしました。




ヒストリーバック機能
索引やページ内リンク等で移動した時に
元のページへ戻れる機能を追加しました。
メニュー下部の左側、丸で囲った矢印になります。
動作的にはブラウザでの進む・戻るボタンのイメージです。
これによりPDFの索引や目次ページのリンクなどで移動したとき、
すぐに元のページへ戻ることができます。
履歴を管理しているので複数移動を行なっても戻ることができます。
メインとする書籍によっては今まであった
早送りボタンの方がよい場合もあるかと思われますので、
そのときはには設定にて早送りボタンに戻すことができます。



ページオフセットの設定
PDFや取り込みしたファイル等で表紙などの関係により
1ページ目がファイルの1ページ目と違う場合に
ページ番号がわかりにくいので
1ページ目とするページを設定できる機能を追加しました。
これもリクエストにより追加です。
メニューの情報ボタンから情報ウインドウを表示し、
ページ番号にて現在のページを1ページ目とすることができます。
また、検索で番号を入力した場合ページ番号とみなし
該当ページへ移動する機能があるのですが、こちらも設定されたページ番号にて移動できます。
1ページ目より前のページはファイル先頭ページから#番号としています。
こちらも#番号入力で移動できます。

PDFには本来ページ番号の割付機能があるのでこれを使う方が正解なのですが、
残念ながらこれを活用しているデータは殆ど見受けられなかったので
手動にて行うことにしました。




Evernoteログイン変更
Evernote社よりログインをOAuth認証に変更せよという指示により、
Evernoteログインを変更しました。
ブラウザベースにてログインを表示する必要があるため、
今までに比べいくらか使いにくくなって申し訳ない限りなのですが、
あちらからの指示ですのでどうかご了承ください。



フォルダから選択した際、本棚にあるものは本棚データから処理
わかりにくい機能ですのであまり気にして頂かなくともよいのですが、
フォルダからファイルを選択した際、該当ファイルが本棚に登録されている場合は、
登録データから処理をするようにしました。
これにより本棚への重複登録などが防げます。



iDisk廃止
MobileMeが遂に終了してしまったので、iDiskの新規登録を削除しました。

前回もご案内しておりました通り、次のバージョンからはiOS5.1以降での対応となる予定です。

※8/25追記
i文庫HD及びi文庫Sにて2.4.0にて読書画面からの表紙等の設定に問題がありました。
(本棚にてダブルタップからの設定は可能です)
またi文庫Sにてフォルダから登録済みのファイル選択時に表示されるウインドウに問題がありました。
修正版を提出済みですが審査のためリリースまでに若干の時間を要します。
ご不便をお掛けして申し訳ございませんがしばらくお待ち下さい。