i文庫/HD/S 富田倫生「パソコン創世記」他を収録

昨日、富田倫生さんが無くなったという報を拝見しました。
http://www.asahi.com/obituaries/update/0817/TKY201308160435.html
青空文庫の関係でメールにてやりとりさせて頂いたことはあったものの、
実際にお会いすることが叶わぬままになってしまい、残念でなりません。

この度、富田倫生さんの
・パソコン創世記
・本の未来
・短く語る『本の未来』
・青空のリスタート
4作品をi文庫/HD/Sでの青空文庫データに追加収録いたしました。

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i文庫/HD/Sでは青空文庫データのアップデートをほぼ毎週行っておるのですが、
アップデートでは権利関連の問題に配慮し、基本的に著作権切れの作品のみを対象としています。
今回、富田さんの作品をi文庫の方でも追加収録出来ないかと
ファイルの状況・権利・i文庫のアップデートデータ作成処理の対応など検討しました結果、
データ作成の改修で対応可能と判断し、アップデートへの追加を行いました。

i文庫HD/Sでは、青空文庫のページで「新着本」を選択、右上の「更新」によりアップデートが出来ます。
i文庫(無印)では、新着本のページから右上の「update」によりアップデート出来ます。

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i文庫S/映画「風立ちぬ」公開記念セール

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映画「風立ちぬ」公開記念! i文庫S半額(¥170)セールを実施します!

この映画の題名は、堀辰雄の同名の小説に由来しています。
i文庫Sでは内蔵書籍として「風立ちぬ」を収録しているので、アプリをダウロードしておけば、作品をいつでも楽しめます。

セール期間は本日から7月末日まで。
まだ購入していない方はこの機会に、すでに購入してくださった方はお友だちに勧めていただけると嬉しいです。

なお、青空文庫には「宮本武蔵」の作者・吉川英治の作品や、中谷宇吉郎博士、民俗学者柳田國男の作品などが今年多数追加されています。
いずれもi文庫Sで楽しめますので、夏休みの宿題や帰省のお供に、ぜひi文庫Sをご活用ください。

NagisaWorks、アニメ大好きでありますので、映画「風立ちぬ」、初日にスタッフ一同で見に行きました。
風立ちぬ->モデグラでの妄想カムバック風立ちぬ->映画風立ちぬ、といった感じで
映画ならではの広がりを見せており素晴らしい出来となっておりました。
エンジニア的/アニオタ的/軍オタ的/煙吸い的/一般的/云々と
感想は尽きることはありませんがここでは野暮なので、
内容の方は是非劇場で!

i文庫HD 2.7.4 / i文庫S 2.7.4

i文庫HD 2.7.4 / i文庫S 2.7.4 がリリースされました。
今回の更新内容は以下の通りです。

-ヒラギノ明朝・ゴシックに加え以下のフォントが使用可能になりました(iOS6以降)
・游明朝体
・游ゴシック
・ヒラギノ角ゴシック
・ヒラギノ丸ゴシック
-voice overの改善
-各種不具合修正

2.7.0以降のお知らせがここで出来ていなかったので、2.7.1〜2.7.4もまとめて記述します。

フォントの追加
ヒラギノ明朝/ヒラギノゴシックに加え、
游明朝体/游明朝体太字/游ゴシック/游ゴシック太字/ヒラギノ角ゴシック太字/ヒラギノ丸ゴシック の
使用が可能になりました。
游明朝体はヒラギノ明朝に比べて平仮名と漢字の締りがよい割におとなしく、
くどさがないので、長く読む文章には適しているようです。
游ゴシックも若干スリムでこれもまた読みやすい感がします。
ヒラ丸もモノによっては、ヒラ角はオマケというとこで。
お好みに合わせてご使用ください。

fonts
↑クリックにて拡大



slide
スライドショーの追加(2.7.3)
スライドショーモードがつきました。
設定->スライドショーにて使用できます。
スライド間の時間は開始時の設定により変更できます。
ページ遷移アニメーションは、通常操作と同じものを使用します。
終端までくると自動的に先頭に戻るので、永遠とループさせておくことができます。



VoiceOverの改善
VoiceOver時において、ページの移動をVoiceOver準拠にならって、3本指で移動を行うことが出来るようにしました。
また、本棚での本の選択も行えるように変更しました。
補助アシスト機能の割に何かと取り扱いの難しいVoiceOverですが、一応の準拠に対応したことにより他の補助機器でも操作可能になるかもしれません。



PDF/画像ファイルでの中央寄せ(2.7.3)
横2画面表示時において、左右幅が画面より狭い画像の場合、画像を中央に寄せるよう変更しました。



その他
・一部PDF文字選択に対する修正(type1不正PDF)
・FTPクライアントの修正
・フォルダのソートに著者順追加
・拡大時の再描画を拡大値1.0以上からに変更
・拡大時からのタップを一度等倍にするよう変更
・zip内複数テキストに対する修正
・お知らせ/FAQ/レビューなどの改善

時差プラス リリース

時差プラス
「サンフランシスコで現地時間10:00から開始」
Appleのニュースなどでよく見る文言です。
で、それって日本時間では何時?となります。
時差プラスはそんなときにさっと時間を確認できるシンプルなアプリです。

実は同様のことができるアプリをずっと愛用していたのですが、長く使っていると色々と要望が出てきました。
それならば試しに作ってみよう、という結論に至りました。自分達が欲しい物だから自分達で作ってしまおう、と。

加えて、昨年「Menubar Clock」というMacアプリをリリースしたのですが、
これのタイムゾーン選択画面の改善に役立つ部分があるかな、という思惑もあります。

使い方は表示したい都市を選んで、下の地図の部分で時間をずらすだけ。
表示中の時間をアラート出来るようにカレンダーに登録する機能もつけました。
必要なことだけ、とてもシンプルなアプリですが、誰かのお役に立てれば幸いです。

Available on the App Store

i文庫HD 3周年

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i文庫HDが5月10日にて3周年となりました。
また、先日行われましたiTunes500億ダウンロードにて、
オールタイム有料app iPad部門にて2位となりました。
これら記念としまして、5/22〜24にてセールを行います。

3年という期間はアプリとしては結構な長さで、
その間、約30回のバージョンアップ、100以上の機能追加、
そして3000通以上のサポートへのメールを頂きました。
バージョンアップはともかく、3000通も返信を書くのは大変ですね。

総括したいところですが、それはまたの機会でもあればということで
今回は割愛。

iPadで如何にして快適な読書をすることができるか、という命題でやっておりますi文庫HD、
現時点で制約下においてはそこそこの形にはなってきたとは思われますが、
デバイスの制限などもあり、まだやり残したことは山のようにあります。
これからも可能な限り、新たな可能性を模索していきたいと思います。