i文庫HD 2.3.1 / i文庫S 2.3.1

i文庫HD 2.3.1 / i文庫S 2.3.1 がリリースされました。
今回は主に不具合修正です。



PDFテキスト処理修正
フォーマットから逸脱した一部のPDFでのテキスト選択でアプリが落ちる可能性があったのを修正しました。
その他、エンコードが複数混じっているPDFでのテキスト抽出度合いを向上させました。



パスロックの修正
今回のバージョンにてパスロックの処理を変更しました。
前回までのバージョンでのバスロックが有る場合、これをクリアしますので、
お手数をおかけして申し訳ありませんが以降パスロックが必要な場合は
再度設定を行なってください。

本体交換などのためiTunesなどで本体のリストアを行う際、
アプリとデータはそれぞれ別途にリストアされます。
本来はバックアップ時そののままの形で復旧されるべきなのですが、
状況によっては、アプリとデータのが別のバージョンで復旧されてしまう場合があり
データの不整合により本来のパスロックデータに辿りつけず
ロック解除が困難になる場合がありました。
そのため今回、旧バージョンからのこの関連のデータをクリアし、
以降のバージョンに対する方式を変更することとしました。



アニメーションの修正
iPad3でのページめくりアニメーションのバグ修正対策を外しました。
もしiPad3でめくりアニメーションに不具合が見受けられた場合、
読書中画面の設定→表示→retina render fixをONにてしてください。
またその場合、お手数をおかけしますが、本体のiOSバージョン・モデル番号・
いつ頃購入されたかなどをご報告頂ければ幸いです。

iPad3が発表になった際、実機が無い間の開発は
シミュレーターでretinaモードを試行するしかなかったのですが、
このシミュレーターのiPad retinaモードにてバグにより
アニメーションが正常に表示されない状況が発生しました。
実機が無い以上これを信じるしか無いため、やむを得ず回避策を検討し対策を行い、
本来やるべき実機確認を行えないままiPad3リリース前にアップデートを行いました。
これがiPad3発売と同時にi文庫HDがretina対応したホントのところの理由です。
ところが、実際に出た実機でやってみると対策無しでも正常に表示されました。
怪しいのでしばらくは見守っていたのですが、どうにもこちらにある全てのiPad3では問題が無いため、
処理的にも無駄が多いので今回試験的に外してみることにしました。
バグレポ自体は済んでいて次OSでは直したから、ということで直りはしているのですが、次なので。。
しばらく待ってみて報告が無ければ次回以降は対策を外します。



P.S.
近々のバージョンアップにて対応iOSを5.1以降にすることを検討しております。
理由としてはiOS4系でのバグ回避などのため冗長な処理となっている部分の削除、
iOS5以降のAPIによる処理の安定化・高速化、
次期OSを含めた場合、3バージョンのOSになるため
テスト作業が増大するよりはテスト密度を上げる方向に時間を割きたい、などです。
現在iOS4.3以降の対応のためiOS5にアップデート出来ないデバイスは無いと思われますが、
出来るだけOSのアップデートをお願いします。